ノンレム睡眠とレム睡眠
睡眠には、ノンレム睡眠とレム睡眠の2種類があることが知られています。
- ノンレム睡眠
副交感神経が働き、脳と体はともに休息します。成長ホルモンが分泌されます。 - レム睡眠
副交感神経と交換神経の両方が働き、体だけが休息します。脳のメンテナンスタイムで、昼間の活動時に受け取ったさまざまな情報を分類・整理して翌日に備えます。
記憶や感情の整理、ストレスなどをリカバリーしているのです。
睡眠のサイクルは、ノンレム催眠→レム睡眠で、1サイクルになり、1サイクルがだいたい、90分~120分になっています。
心身ともにリフレッシュするためには、4~5サイクルがおススメです。
良質な睡眠をとることで、肌のコンディションも整えられ、若さを保てます。
睡眠とメラトニン
寝不足が続くと肌にたまった老廃物を排泄できなくなります。
肌のハリやつやを保つためには、6時間以上の睡眠をとることが大切です。
肌の新陳代謝がもっとも活発なのは睡眠中です。
新陳代謝や免疫機能を活性化する成長ホルモンやメラトニンがたっぷり分泌されるからです。
メラトニンは脳の松果体というところから分泌されるホルモンで、暗いところで寝ているときに分泌され、明るくなると分泌を弱めます。
メラトニンは明るい光を感じると分泌しなくなるホルモンなのです。
そのため、メラトニンをたくさん分泌させるためには真っ暗な環境で眠ることが大切なのです。
睡眠をとるときは、照明をすべて消し、遮光カーテンで外部からの光を遮断することが重要です。
心地よい眠気を誘う方法
質の良い眠りを得るためには、体の体温をあげておいて、徐々に体温をさげていくと、休息モードである副交感神経が優位となって心地よい眠気を誘います。
そこで、睡眠をとる2時間くらい前にぬるめの湯船にゆっくり使って、じんわりと体温をあげておくのがおススメです。
熱めのお湯だと交感神経を刺激してかえって眠気が飛んでしまいます。
L-テアニンという成分
お茶を飲むとホッとするのは、リラックス効果が高い成分「L-テアニン」が含まれているからです。
またL-テアニンは、睡眠の質をすこやかに改善する効果も期待できます。
環境などを整えても、なかなか良質な睡眠が得られないという方は、L-テアニンの力を借りてみるのもひとつです。
最近では、L-テアニンを配合したサプリメントなども販売されていますので、手軽に利用することができます。