便秘がひどくなると、体臭などがひどくなるって本当ですか?
本当です。
便秘によって腸内に便が溜まると、悪玉菌の働きで便の発酵や腐敗が進みます。その過程で、アンモニアなど悪臭のある有害物質が発生し、ガス化します。一般的にこれらのガスはおならになるわけですが、腸内に滞留する間に、腸壁から吸収もされています。そして血液中に溶け込んで、全身へと運ばれてしまうのです。
こうして全身に回った有害物質は、皮膚組織へ移り、汗や皮脂と一緒に体外に分泌されます。そして体臭となるのです。
体臭はもともと、褪せや皮脂などを栄養として繁殖する常在菌が発生させていますから、誰にでも多少はあるものです。しかし便秘の場合、ここに腸内のガス、つまり便の匂いが加わるため、よりひどくなってしまいます。また腸内のガスは被布だけでなく肺を通しても放出され、その場合には口臭もひどくなります。
匂いの具合や感じ方は個人差がありますし、自分の匂いには気付きにくいものですが、もしかしたら周囲の人を不快にしているかもしれません。気になる場合は身近な人に聞いてみると良いでしょう。当然ですが、これらの体臭は便秘を改善すれば治まりますよ。