ノーブラだとバストは垂れやすくなる?

ノーブラのままでいるとブラをしているよりバストは垂れやすくなりますか?

ノーブラのままで過ごしていると、きちんとブラをつけている方より胸が垂れやすくなります。垂れやすく、というか確実に垂れてしまうでしょう。

バストの垂れには筋力の低下、クーパー靭帯の伸び、皮膚のたるみなど様々な要因がありますが、根本にあるのは重力です。
バストは常に重力によって下に引っ張られています。
それでも垂れないのは、筋肉や靭帯、皮膚が支えているからです。
それらの力が衰え、重力に逆らえなくなってくるとバストはどんどん垂れてしまうわけです。

筋肉は鍛えられますが、鍛えられないクーパー靭帯や皮膚は大切にしなくてはいけません。
特に、クーパー靭帯は一度伸びてしまうと戻らないので、伸びきってしまわないように負荷を抑える必要があります。
その為に、ブラで重力に対抗するのです。

また、人は立っているだけでなく、前屈みになったり横になったり、あるいは走ったりジャンプしたりと、常に動いていますよね。
そしてバストも、同じように動いています。
特に脂肪が多いバストは柔らかく、体の動きに影響されやすい部位で、ジョギングをすると平均9cmも上下に揺れるというデータもあります。
ブラは重力だけでなく、このような胸にかかる動きや負担からもバストを守ってくれるのです。

そういうわけで、以上の負荷がダイレクトに胸にかかるノーブラは、ブラをしている場合よりも胸が垂れやすくなります。

バストの垂れを防止するためには筋トレやマッサージなどの方法もありますが、
最も基本的なのは「サイズの合ったブラをすること」です。
お店できちんと採寸・試着をして、身体と胸にあったブラをつけるようにしましょう。